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クロウカシス 七憑キノ贄

ストーリー
東北地方の山村・七月村。
この地に語り継がれている奇妙な伝承を調べるために東京の大学からふたりの学生がやってきた。
吹雪に見舞われて遭難しかけたふたりは、この地域を統べる七月家の次女・紅緒に助けられ、『七憑館』と呼ばれる黒塗りの洋館へと招かれる。

折りしも七月家では奇妙な結婚式が執り行われていた。
新婦が棺の中に入って一晩無事に過ごし、朝を何事もなく迎えられれば晴れて婚姻は成立するのだが――

――何者かの殺意が、結婚式を破壊した。

被害者を含め、関係者は十名。
それにふたりの闖入者が加わって――

退路のない陸の孤島で、惨劇の夜が明ける。


 「クロウカシス 七憑キノ贄」はエロゲー市場ではかなり珍しい、推理アドベンチャーゲームである。

 最近では、家庭用ゲームでもほとんど見なくなったジャンルだ。昔は「かまいたちの夜」とか「クロス探偵物語」とか、面白いゲームがあったのに・・・。

 ジャンルも珍しいのだが、体験版の仕様も珍しい。普通なら、ゲームの雰囲気を伝えるために最初からある程度までプレイできたり、ゲームの面白いところを抜粋して体験版が作られる。

 しかし「クロウカシス 七憑キノ贄」の体験版は、製品版に収録されるより前の話で、体験版独自の内容となっている。

 と言っても体験版は、主人公とその先輩の「切原 想子(きりはら そうこ)」が、事件の舞台となる「七憑館」に到着し最初の殺人事件が起こるまでプレイできる。

 おそらく、製品版は最初の事件が起こった後の推理パートからできるのかもしれない。

 体験版をプレイした感想は、ひさびさの正統派本格推理アドベンチャーだと思った。

 雪山の僻地に建てられた怪しげでいわくつきの黒い館に、ちょっとした手違いで迷い込んでしまった主人公。

 そんな「七憑館」に集まる一癖も二癖もある登場人物。そこで行われる、昔からの習慣に則った不思議な結婚式。

 そして、幸せな結婚式から一変して、いきなり行われる殺人事件。

 殺人事件とリンクしてなぜか電話が使えなくなり、館と外の世界を結ぶ唯一の道だった吊り橋が無くなって外部に助けを求められなくなるなど、ちゃんと推理小説好きのツボを押さえている。

 ストーリーにはかなり期待できそうだ。

 ただ、一つ気になったのは館内を自由に移動できるアドベンチャーパート。本当に自由すぎて、何をして良いのかさっぱりわからなかった。

 一応、館の地図があるが、表示されるのは主人公の顔のみ。どの部屋にどのキャラクターがいるのか、全くわからない。

 しかも時間制限があるため、最初にプレイしたときは誰とも会わずに終了してしまった。

 二回目でやっと登場人物に会えたが、会話の内容も自由度が高すぎる。会話する方法は、まず話す内容のキーワードを選択して行う「キーワード会話」が採用されている。

 そのキーワードもかなり多いのだ。もちろん、会話にも時間制限があるため、上から順番に総当りという昔の推理アドベンチャー方式が使えない。

 会話に必要なキーワードだが、アドベンチャーパートで色々な場所を調べることで、さらに増加する。体験版では自分に割り当てられた部屋の窓を調べると「歌声」のキーワードが取得できた。

 時間制限がある中で、必要な情報を手に入れて、登場人物に質問しながら犯人を推理していく・・・。

 難易度が高すぎる気がする。

 このタイプのゲームは、一回や二回のゲームオーバーは覚悟しているけど、クリアーできるのかちょっと心配だ。

 ゲームオーバーになったときに、攻略のヒントみたいな物がでれば良いのになぁ・・・。説明書や公式ホームページでも、もちろん可。

 ただ体験版をプレイしたらかなり面白かったので、推理アドベンチャーが好きな人や、犯人を必ず捕まえられる自信がある人ならお勧め。

 もし難易度が高すぎて一人ではクリアーできなくても、攻略サイトでも見れば良いわけだしね。

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クロウカシス 七憑キノ贄 予約限定版

体験版で満足 | Trackback(-) | Comments(-)

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